From: 的場つよし
つよしです。
あまり好きではない連休も明け、生き生きとした朝を迎えています。
本格再始動って感じでワクワクします。
さて、本題。
以前コンサル先の社員さんで、人好きしそうな青年(Bさん)がいらっしゃいました。
結構仕事もできそうな雰囲気でしたが、周りの評価が予想外に著しく低いのです。
その理由は、後ですぐわかるのですが。
たまたま、ある社員(Aさん:Bさんの上司)とBさんが食事している所に出くわしました。
席を共にし楽しく飲み食べし、その場は、私がご馳走しました。
次のコンサルまでにAさんからは、直ぐにお礼のメールが届きましたが、Bさんからは、きませんでした。
対してそこは、気にもしていなかったのですが。
コンサル当日、目が合ったBさんからは、何のアクションもなく軽く挨拶しただけ。
代わりにAさんが、
「Bは、何かお礼らしきこと言いましたか?」
と聞いてきました。
「いえ、今の所は。先ほども目が合いましたが」
「Bは、ただ忘れているだけなんです。すいません。いつもなんです」
それを聞いて、私は、出来そうな雰囲気のBさんの評価の低い理由がわかりました。
もしBさんが、わざとお礼をしないのなら、まだマシなんです。
なぜなら、これは直るからです。
しかし「うっかり」や「単に忘れていた」という無意識にやっていることならとても怖いことなのです。
なぜなら、無意識でやってしまうことは、場所や場面を変えて何度もやってしまいますから。
Bさんは、根本的に「気配り」や「察して動く」ことができない根っからの鈍感な人なんです。
このような人は、仲間内だけではなく、仕事先の方にも同じことを繰り返し、悪びれる様子もないものだから評価が低いのも当然です。
こんな人でも自分に向けられることに関しては、敏感に感じ取ることができる人がいます。
こんな人の場合は、最悪です。
自分は、必要以上に傷つき、凹みますが、他人は平気で傷付けておいて気付かない。
そんな人が増えていると相談を受けます。
そんな人には、特効薬はありません。
何度も何度も諦めずに言葉で伝えます。
やってはいけないのが、
「態度でわかれよ!」
という姿勢です。
わからなかったから、そんな人になっているのです。
「過保護」で育ってきた人に多く見られる傾向でもあります。
気づいたときは、その場でそのとき、怒らず言い続ける。
これしかありません。
「根気」勝負です。
人育てには、時間がかかると認識してもらわなければいけません。
さぁ、あなたは、同じ注意を怒らず何回できますか?