講演も研修も授業も台本(テキスト)通りに進めてしまうと、参加者は主体的になりにくいです。
参加者同士の自由な意見交換がなければ、参加者は楽しくないです。
しかし、それを意図的に組み込むと、ある意味、計算がしにくい「カオス」状態になります。
議論の行方は分からないがお互い刺激を受け合い新しいもの(空気)が生まれる可能性があるのが醍醐味です。
しかし、そのカオスをうまくコントロールするには、それ相当のファシリテート能力が必要になります。
例えるなら、ジャズプレーヤーのセッションに似ています。
プレイヤーは一定以上の技術を持ちながら、その場で相手に合わせて演奏していく。
これもある意味カオスです。
そして、この中で新しい音楽スタイルも誕生したりします。
会社も同様で即興集団的要素が必要になってきています。
会社では新しい価値の創造に繋がることになるのでしょうか。
こんな時に、会社の古くからの思考(台本)に囚われてしまうと、最初から結末がわかっているから、予定調和で承認が得られればOKとなってしまいがち。
ファシリテー当然、場には楽しさや刺激が失われます。
もちろん、ターがそういった雰囲気を出すと、参加者も気を遣って、発言を控えるようになります。
そうなれば、新しく生まれるものは期待できないでしょう。
そうならないためには、ファシリテーターの能力が絶対必要。
今や、企業人に求められる大切な要素となっています。
さぁ、あなたは、台本通りの結末を見たい人ですか?それとも、新しい価値を生み出したい人ですか?