前職では、職員の業務中の私語は、禁止されていました。
また、正規雇用と非正規雇用職員のエリアは分けられていました。
同じ対象、同じ職種でもです。
いかにこの状況が、もったいないことか気づいていないのでしょう。
なぜもったいないのか?
経験値を考えれば、色々な職場を経験をされている非正規雇用職員(派遣社員)の方が、経験値が若手より高いことは容易に想像がつきます。
その経験値からくるアドバイスはある意味宝物なのにもかかわらず、「正規と非正規は別」と垣根を作ってしまうと、貴重な経験知が共有されませんし、雑談が気楽にできないとこの共有がさらに行われません。
知識の共有だけではなく、「失敗」の教訓も活かされません。
特に、若手の場合、失敗を恐れるあまり、可能な限り失敗を隠そうとする傾向があります。
そして、結局事態が大きくなり、誰にもフォローできないようになってしまうこともよくあることなのです。
こういったことを防ぐためにも、職場内の雑談の場は、先ほどのような若手にとっては、勉強になるし安心にもつながるのです。
そういった会話(雑談)を、「サボっている」「うるさい」などと規制してしまうと以下のようなことを失うと思っておいたほうがいいです。
1. 簡単に知識や情報を共有する機会(学びの機会)
2. 職場内の円滑な人間関係を構築する機会
3. 簡単なストレスマネージメントの機会
4. 不安を簡単に払拭する機会
5. 簡単に失敗を共有し未然に防止する機会
もちろん、以上のような機会を会議やイベント、飲み会などでフォローしているという声も聞きますが、そんな経費と時間をかけなくても「雑談」ができる場を積極的に作ることで、経費と時間を多くかけることなく手に入れることができると、気づいてもらいたいものです。
さぁ、あなたの職場は、簡単に情報共有ができる環境ですか?