From: 的場つよし
つよしです。
昨晩、お会いしたかった方とお会いでき、たくさんお話を聞かせていただきました。
新しくいろいろな気付きをいただけました。
ありがとうございました。
さて、本題。
長く教育業界にいて、「個性」の伸長、尊重を命題とした時代の流れに身を置いてきました。
そんな中で、ある強い想いが生まれてきました。
それは、教師も保護者の、もちろん生徒も目指すは
「オンリーワン」という風潮。
そのうち歌にまで、出て来たので少し驚いた当時を思い出します。
今は、個人の起業コンサル・コーチングもお受けしています。
そんな中でのゴールも、この「オンリーワン」を口にする人が以外と多い。
「誰にも真似できない自分になる」
つまり「オンリーワン」です。
世の中には、誤解を恐れずに言ってしまえば「個性」なんて、大切にする必要はあまり感じません。
確かに「個性」は誰にでもあります。
だからと言って長所や短所は本来、客観的な第三者の視点で評価されるものであって、自分で判断するのは難しいものです。
「私ってさ〜、こういう人でしょ」
「これが俺の個性だからさぁ〜」
という発言を耳にするたび、なんか押し付けがましさを感じてしまいます。
その発言の奥には、「こうありたい自分」を映し出しているだけで、個性的であろうとする、ありたいとする想いの表現に他ならないと思います。
◆まず、個性なんて、みんなと同じことをやっていく中で、自然と出てくる違いを個性というのです。
だからこそ、まずは、いろいろな「型」に自分をはめる努力の方が先なんです。
それもしないうちから、「個性的」であろうとするのは、そう見せたいアピールであり、にじみ出るものでないから、人には響かないのです。
これ見よがしな「俺・わたし」を誇示する面倒な人より誠実で真面目に仕事をしてくれる人の方が、何倍も安心して付き合えます。
才能がないから「型」を求めてショートカットしようとするんじゃないの?
そして「型にはまることは、小さくまとまること」と思う人も多いかもしれません。
しかし、
◆「型があるからこそ『型破り』になれる」
オンリーワンを求める人ほど「自らの秘められた才能」を信じ追い求める。
有名なスポーツ選手は、とても個性的なフォームをしていることが多いです。
それを見ると、個性的であることが良しと短絡的に思うかもしれません。
しかし彼らは、しっかりと基礎を積み上げた上で、個性を生み出してきた人達なんです。
基本の型を徹底的に身に付けたからこそ『型破り』へと進化できたのです。
だからこそ、簡単にオンリーワンを目指すのではなく、まずは
「型にはまる」ことをしてみてほしい。
本当の意味での個性を手に入れるためにも。
さぁ、あなたは、本当に個性的ですか?