From: 的場つよし
つよしです。
昨日は、久し振りに白米をいただきました。
それはそれは、おいしゅうございました。
何か特別元気になる気がするのは、体の構成要素のほとんどが、米で出来ているからでしょうか。
その分、吸収率も高く、体重はプラス500gです。
まっ、それくらい誤差みたいなもんですけどね。(笑)
さて、本題。
人の印象実験。
「実験に参加してくれたら、謝礼を支払います」そう言って、参加いただいた方に終了後、それぞれ5ドル支払いました。
支払った人たちを2グループ(Aグループ、Bグループ)に分けます。
そしてAグループの方には、このように申し出ます。
「誠に申し訳ないのですが、実験用のお金が足りなくなってしまったので、先ほどお渡しした5ドルを返してもらえませんでしょうか?」とお願いしました。
多くの方が、返金に応じてくれたそうです。
そして、ここからが実は実験本番なのです。
「お金を返して欲しい」とお願いされた人たちと、そのまま受け取っただけのグループの人たちで、実験者に対してどれくらい好感を持てたかを聞いてみると、返金をお願いされたグループの方が実験者により好感を持ったということが明らかになりました。
この実験は、心理学者ジェッカーとランディーによる実験として有名です。
この実験から、自分に対して好感を持ってもらうには、
「相手に弱みを見せて助けてもらう」
このプロセスを挟むことでより有効だということなのです。
言い方を変えると、好感度を上げるためには、「やってもらう」ことが大切な要素になるということなのです。
「やってあげる人」ではなく「やってもらえる人」になることも好感度を上げるために必要な要素なのです。
しかし私もそうですが、やってもらうことに抵抗感がある人の方が多いのではないでしょうか?
それは、親や学校の教育(「何でも自分で出来るようになりなさい」など)の影響もあり、無意識に「人に何かお願いすることは、いけないことだ」と刷り込まれています。
そしてもう一つ、やってもらうとお返しをしなければならないという意識も大きく芽生えることが嫌な人が多いからかもしれません。
しかし実際は、人に好意で何かしてあげたときは、案外お返しなど大して期待せず、やってあげていることも多いはずです。
また何かやってあげたことで、気持ち的にも嬉しくなったこともあるはずなのです。
そして人は、嬉しくさせてくれる人に好感を持つのです。
と考えると、「やってもらえる人」になることもそう悪いことではないのかもしれませんね。
さぁ、あなたは、自分の弱みを見せてやってもらう人になることはありますか?