リーダーには、決断力が必要です。
では、その決断力とはどのようなものでしょうか?
私は、リーダーのこんな決断の仕方に、リーダーとしての魅力を感じません。
それは、決断に、長い時間をかけるリーダーです。
皆の思いを吟味し、じゃこれにしよう!と決定する。
できるなら即決が気持ちいい。
それをウジウジ「あーでもない、こうでもない」と時間をかけた挙句、「ちょっとよく考えて見る」と日をまたぐような決断の仕方をする人。
ぼくはこんなリーダーなら、リーダーとしての素養(魅力)を感じないし、残念にさえ思います。
誰でも決断します。
過去の決断が今を作っているのですから。
今が過去の決断の結晶とも言えます。
ただ結果だけに人は惹かれるのではないと思っています。
そのプロセスにも人間的な「魅力と覚悟」が浮かび出る気がします。
選択肢の吟味などは、普段から済ませておいてもらいたいものです。
リーダーなら。
リーダーにがっかりするのは、決断をまちがったときより、決断できなかったときの方が大きい。
とにかく決断すること自体がリーダーの大切な能力の一つだと思っています。
「ファーストチェス理論」って知ってますか?
「チェスの指し手を5秒考えたものと30分考えたものが同じである確率が、「86%」もあるのである」という理論です。
となれば、普通の決断なら、即決でするほうが、周りにストレスを与えず優しいです。
人間にとって「決断」はストレスです。
その大きなストレスを肩代わりして任せられるからある意味リーダーなのだと思います。
決断に要する時間が多ければ多いほど周りは不安になります。
普段から選択肢をしっかり吟味しておき、決断は即断できてこそ、リーダーなのだと思います。
さぁ、あなたの決断は、時間をどのように使いますか?