From: 的場つよし
つよしです。
昨日も1日中、エナジーソース講師トレーニング沖縄編。
思い切り濃い時間をいただくことができました。
実際に大きく成果をお出しになっている社長様お二人にお越しいただき、現場で生の社員指導の方法などお聞かせいただきました。
どんな業態にでも通じる社員教育のツボとコツをお聞かせいただき、多くの会社にお伝えしたくてうずうずしています。
さて、本題。
最近カウンセリングやコーチングを学ぶ人が増え、ことさら注目を浴びているスキル。
それは、「聴き上手」。
確かにとても大切なスキルです。
しかし、会社の営業部員や販売員。
とにかく何かをお伝えすることが仕事の人にとって、『聴き上手」はゴールではありません。
それはあくまでも、目的を達成するための「プロセス」であり「手段」です。
ゴール(めざすべきところ)は、『聴いてもらい上手』なのです。
いかに気持ち良くこちらのお伝えしたい情報をお聞きいただけるかが、大切なのです。
もう一度言います。
『聴いてもらい上手』になるために、『聴き上手』になる必要があるのです。
ある企業様で、長年のキャリアのある研修担当部長の方は、とてもユニークな持論をお持ちでした。
その担当部長に合わせていただけるまでに他の担当社員さんから、ウチの部長はとにかく話が長いので有名のなのでと事前にお伺いしていました。
実際お会いしてみると、ご挨拶から、ゆうに1時間はお話くださっています。
その中には、何度も「結局『熱』なんだよ」というフレーズが出てきました。
部長のお話が、ひと段落した感じを受けてその部長のキーワードを入れて、こちらから、ご提案をさせていただいたことで、信頼をいただき研修をさせていただけることになりました。
話を聴いてもらうためには、相手の『聴きたい話』をすることが必要なんです。
「この人は、話を聴いてくれた。わかってくれている!」という印象を相手に持ってもらうために、徹底的に「聴く」のです。
そうすることで、「自分の話も聴いてもらえるようになる」のです。
「聴き上手」がゴールでは、ありません。
「聴いてもらい上手」がゴールなんです。
何でも「何のため」をしっかりセットする必要がありますね。
さあ、あなたは、何のために「聴き上手」になろうとしているのですか?