From: 的場つよし
つよしです。
昨日は、大乗仏教の教えの一端を学ばせていただきました。
ひとのこころの仕組みを紐解く2500年前の知恵はすごいと思いました。
さて、本題。
「いつも上司が不機嫌で、常に気を使わなければならないので辛い」
そうお聞きしたことがあります。
こんな時、まずどのように考えたら良いでしょうか?
よく、こんな時にも、「どうしたら、上司が機嫌よくなるか」にゴールを設定しようとする人がいます。
しかし、このゴールはそもそも不毛なゴール設定です。
なぜなら、
「上司の不機嫌が自分にとって辛い」
言い方を変えれば、
「不機嫌さが自分にとって不愉快」
とも言えますよね。
となれば、「上司の感情の揺れ」は「上司の領域」であり、「明日の天気が、雨だと困る」という思考と同じです。
「相手の領域をコントロールしようとする」のは基本的にNGです。
労多くして成果なしです。
それまでなんとかしようとするならそれは、支配関係です。
そんなことは、望むべくもありませんよね。
「感じる」自分がたの問題なら、人をなんとかしようとするより受け取り方を変えるか、そのまま相手を受け入れるほうが現実的です。
上司との関係性も、その上司のおかげで仕事に支障が出るなら、なんとか頑張る価値もあるかもしれませんが、この手の相手のことが、カンに触るや癪に触る、目障りなどの自分の感じ方の問題であるなら、コントロール可能な方を優先するのが現実的ですね。
人は、コントロールできないもの、無駄なものに意識を向けすぎる傾向があり、その数が増えれば増えるほどストレスが溜まります。
さぁ、あなたが今向き合っているその事象は、あなたが頑張ってなんとかなる領域ですか?