【心理×仕事】『無茶振りにも理由』

【心理×仕事】『無茶振りにも理由』

From: 的場つよし

つよしです。

ブラックではないですが、グレーな会社でフルコミの仕事をしていたことがありました。

その時の上司が、働き出してすぐ「一日100件以上飛び込み営業しろ!」といわれ、なんと無茶なと感じたのを覚えています。

移動も含め1訪問に10分程度かかるとすれば、最低でも1,000分かかります。

つまりおよそ17時間。

「できるわけないやん!」そう思い、完全にイジメの域だとおもいました。

さらに、そんな朝早くに会社は開いておらず、物理的に無理です。

上司にそのことを勇気を出して伝えると、「会社員も家に帰るだろ」。

夜自宅を訪問しろということなのです。

実際は、私の場合50件がやっとでした。数をこなすことに意識をむけてさえです。

回ったところで、契約にならなければ、事実上なんの意味もありません。

だから、多くの人が辞めていきます。

なら、なんのため無茶振りなのか?

実際やってみると見えてくるものもあります。

数をこなすことで、挨拶から、席に着かせてもらえる可能性など、感覚で分かるようになります。

そして調子のいい日とそうでない日の違いなど。

その違いを自分の中に積み重ねることにより、どうすれば売れやすい自分を作れるのかの再現性を手に入れさせるための「無茶振り」だったのだと思います。

若い柔軟な時期に自分の限界に挑戦すると大きく得られるものがあります。

50件回っても一件の契約の取れない日があることや10件で5件もらえる日などを経験することで、残念ながら「努力≠結果」という理不尽な世界を知ることになります。

それでも一生懸命やりつつける人だけに得られるものがあると知ることが「無茶振り」に秘められた教訓なのかもしれません。

「無茶振りで人を育てる」という教育手法があることを学んだとても苦く辛い学びでした。

同時にあんなことやれたんだという成功体験にもなっています。

さぁ、あなたは、自分の限界に向き合って見たことはありますか。

-的場つよし
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